silentdogの 詩と昼寝

詩をおいてるばしょ。更新はきまぐれ。

よび名

 

この名前は

わたしのためだけに

あるように見えても

数多の分岐点を示すだけでしかなく

よびかけても

よびかけても

わたしそのものを

ささない

 

せせらぎ

 

ひとが見つけた数多くの分岐に

干渉しておおきくうつくしく

ひかりにてらされる

 

わたしたちは

ささやかな川

 

平行して生きて

まるで愛もうまれそうもないのに

呼びかけあってたがいに

いたわる

暮らし