silentdogの 詩と昼寝

詩をおいてるばしょ。更新はきまぐれ。

「碗」のこと

 ちょうど一年前の自分の日記を見返していたら、映画をみた感想がかかれていました。滅多に書かない日記をつけるくらい、そのときの自分の受けた衝撃度は強かったです。新しいものや、流行には敏感ではないので、しばらくぶりに観た映画の中にみえた「新しさ」に、今はこうなっているのか、と驚いたのを思い出しました。

 

 映像の表現というのは、自分が知らないうちにどんどん新しくなり、進化しているのだなぁと思いながら、自分のつくる詩のことを振り返りました。表現方法も、かかれるものも、とても古く思えました。きっとどちらも、何かに拘りすぎ、がちがちになってしまったのかも。方法と、かかれるもの、どちらかでも自分にとって新鮮なものを取り込めば、もっと楽しく作れるだろうかな。

 

 そんなことを考えるのですが、自分というのは中々変えられないもので、同じようなものを、同じようなかたちで仕上げて、すとんと落ち着いてしまう。その流れからの抜けられなさに、自分でも呆れたりします。自分の中で定型みたいになっている流れを、ちょっと変えてみたいものです。変化することの大変さ、変化しているものの凄さを、しみじみと感じます。

 

 「碗」はちょうどその映画を観た頃に書いたもので、書いたことも忘れていましたが、同じ気持ちを今ももっています。楽しさをもとめて色々試してみたいな、と思っているので、自戒と言う程でもないけど、載せておこうと思います。