なつの夜 南島にたどりつくはずの アオバズクの声がした とりも方向音痴なのがいるのだ 酒がはいって なにごとも愉快におもえた
早起きが苦手なのに 五時に目が覚めた 開けた窓から見える 背の高い樹の どこかの枝に カッコウがとまっている つめたい空気の中をよくとおる声に 何人が目を覚ましただろう わたしと、 だれと、だれが
ゆっくりとした料理を つくろう、と思った フライパンも鍋も こがしつくし 薬品を買いにいくために 履き慣れた靴に足をいれた その瞬間に
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