歩いているうちに 整えたはずの髪も少しずつくずれる 疲れたように見える風体 そのまま 雑貨店に入って いくら探しても見つけられないものが あるということを 思い知らされる わたしは創造できない かげろうの沸騰する路上に 汗が落ちる
鯛にはまぶたがないから 目をとじない 見ることが生きのびることに強く繋がっている わたしは目をとじる このまぶたは、選んでいる 見たくないもの まぶしいこと 入ったら痛いもの 見えない瞬間があってもいいわたしは いのちから、ほんのすこし自由なのか
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