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silentdogの 詩と昼寝

詩をおいてるばしょ。更新はきまぐれ。

出現

 

わたしは

命を脱いで

腐敗していた

土とともに島となるまでの過程を

たどろうとしていた

 

火が焚かれ

火がきえた

するとわたしがきえた

 

いま、静かな灰がある

たましいのない夜のなかに

 

音がなだれこむ

たましいのない夜のなかに

 

誰か

火を焚く

 

消える

しかし焚かれる火はある

 

それがわたしだ

 

生きすすむものたちの

寝息にみたされている明け方までは

温度のなかにすまい

次の火のために息をとめてまっているわたしの

それが最後の姿だ