silentdogの 詩と昼寝

詩をおいてるばしょ。更新はきまぐれ。

いき、うた、それから、かぜ

弧をえがく歳月を

巡り続ける

ひとのかなしさ

わたしの抱える罪も

かなしさの一部分だ

だから

声高に宣言するきみらのことを信じずに

この一瞬をいきるための

あたらしい呼吸法や

新しい文章を

さがしていた

それは蟻や鳥のなかに

あるかもしれず

樹脂や鉄や石

音楽のなかに

あるかもしれなかった

建築や

真空やひかり

人のなかにも

あるのだろうか

これから

文字をラベンダー色で書こう

七つの岩山のふもと

山羊たちをしたがえて

うたうひとびとにとどく風がふいているあいだは