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silentdogの 詩と昼寝

詩をおいてるばしょ。更新はきまぐれ。

ロストテクノロジ

 

統率者につらなる家系は途絶えてしまった

だれもいない管制室

艦内に

古い時代の叙事詩が満ちて

息をするたびに未来が見えなくなる

 

最後の主君は

日誌、星図、二十六の星系に関する資料とともに

永遠に艦長室で眠っている

すばらしい施錠システム

それがわれらの放浪の始まりとも言える

 

われらの呼吸が

揃うことはもうない

機関室には機関室の

食堂には食堂のことばが

発達していくだろう

数々の独立した房室のまわりを

詩が血液のようにめぐる

 

幾多の星が積まれる

混沌を体に抱え込みながら

目的もなくとぶ

ここは、まるで

あなたの住む星のようだ