silentdogの 詩と昼寝

詩をおいてるばしょ。更新はきまぐれ。

2018-02-15から1日間の記事一覧

冬の音楽会

寒空の下 湯気をたてて濾過される わたしたちの音楽 しとしとと 結露し、したたり落ちて ある日 白い器のような舞台に たっぷりと注がれて ひとつの楽団の中で波うつ 終演とともに楽団員は 拡散しながら消えてしまい わたしたちは音楽をうちに秘めていること…