silentdogの 詩と昼寝

詩をおいてるばしょ。更新はきまぐれ。

2016-08-31から1日間の記事一覧

天狼のある部屋

あおじろくもゆる焔は 人々がそれを幾千度、と話すとき あのあおざめたくちびるの温度と、どのあたりで平衡するだろう ふるい冷蔵庫がごくりとのどをならしている これほどまでに冷えた部屋は星のよう 拡散しない冷たさは、硬いと言っていい 温度計を手に鉄…