silentdogの 詩と昼寝

詩をおいてるばしょ。更新はきまぐれ。

2015-05-31から1日間の記事一覧

町のはしまで

わたしは早々にわたしから分かれて右に曲がった。わたしは角をまがるたびに、別れを告げて分裂した。気まぐれに曲がり、その度に意志が純粋になるもう一人のわたしを背に、もやもやしながら歩いた。 町には角が無数にある。方眼紙のような町に生きるために生…