silentdogの 詩と昼寝

詩をおいてるばしょ。更新はきまぐれ。

2014-12-27から1日間の記事一覧

水温

コップ一杯の水が わたしのいない部屋の中で 少しずつ冷えてゆく 冬 長い旅をしたらいい、と言われて わたしはでかけたのだった 時がたてば 呼吸しない室内も いきをしはじめる たとえば セキレイの走る足音 木の葉が風にすれる音 隣人が去ること 家屋が崩れ…